ExThird -エクサード-

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2022-11-03

◆ RPGツクールMVTrinity(PS4)作品感想 ◆

オレの部屋で戦うな

作者

タダシ

プレイ時間

10分 (クリア)


 クリア時間を書いたものの、実際にこのゲームにクリアはなく、敵を撃破するまでにどれだけダメージを与えたかを競うスコアアタックゲームとなっています。

 1回の戦闘、それも全自動のみのゲームで、プレイヤーが関与できるのはロボットのスキル構成の設定のみ。所持させたパーツ(攻撃力アップや防御力アップなど)によってスキルの発生確率が変動するため、いい感じに組むべし。

 初回撃破ダメージは567。ギリギリの撃破なのでスコアとしてはかなり低そう。

ミミッ・クミ [サラリーマン・エディション]

作者

ヒロ

プレイ時間

5分 (操作できるところまで)


 イケメン高校に通うクミは女子高生で宝箱! …なんて設定を書き連ねたらラノベのタイトルみたいなことに。

 冒頭部分はメッセージ送りに音が設定されていたりと凝っているのですが、次に始まるオープニングムービーらしきシーンになると途中でゲームが進行せずに終了。

 最初は自動でスタッフ名が表示されたりしたのですが、しばらくすると自分で操作しないと動かなくなり、あれこれ試したのち、「制作3ヶ月、苦労しました、後半は地獄でした」というようなメッセージを最後に、なにをしても進行しなくなってしまったのでリタイア。

 …しかし、しかしですよ! これ、実はかなりの力作だったのではないかという予感と、ものすごーく恐ろしい可能性が浮かびました…。

 解説では王道RPGと書かれていて、レベル上げにもあまり時間がかからないとのこと。前述の通り、制作は3ヶ月とのことで、冒頭部分はけっこうなクオリティの高さ。それに対し、オープニングらしきシーンはいっぱいいいっぱいな作りで、最後に表示されたメッセージは、締めの一言だった。そして、この作品の投稿時間がコンテスト締め切りの3分前ということを考えると――オープニングと思っていたものはオープニングではなく、エンディングだったのではないかと。何らかの理由でテストプレイ用に本来の流れを無視してエンディングのマップへ場所移動させておいたのを、元に戻すの忘れたまま慌てて投稿してしまったのではないか…。本来は、しっかりRPGとして作られていて、エンディングあたりは力尽きちゃったけれど、一応最後まで遊べますよ〜って感じだったかもしれないなぁと。

 真相は闇の中ですが、当たってたら悲しすぎますね…。

真夏の夜のゲイムセンター

作者

名前

プレイ時間

20分 (クリアはない?)


 タイトルの通り、ゲームセンターで4つのミニゲームが遊べるゲームです。ピクチャなどを駆使して筐体を表現したりして、ゲーム内ゲーム感が出ています。遊べるゲームは、神経衰弱、音ゲー、タイミングゲー、連打ゲー。

 神経衰弱は、カードの枚数が多く、難易度は高いですが、一定時間カードが閉じないスキルが用意されています。

 音ゲーは、お馴染み、画面上部から降ってくるバーにタイミングを合わせてボタンを押すタイプのゲーム。

 タイミングゲーは、敵の攻撃に合わせてうまくガードを決めるゲーム。

 連打ゲーは…連打ゲー!

 音ゲーのようにリアルタイムで複数の処理が行われるゲームは、ツクールDSやツクフェス時代ではなかなか手間のかかるもので、実現しても動きがぎごちなかったりしたものでしたが、ツクトリになってこういうのも手軽に作れるようになったなと。

 ところで…ゲーム開始直後。画面中央に表示されている眼鏡の兄ちゃんが操作キャラだと思って、階段から下りようと下ボタンを何度も押したのですが、押すたびにゲーム終了の確認が表示され、それ以外のボタンを押しても動かず――「階段に埋まって動けない!?」「向き変わらないからループ!?」と終了しようと思ったら、画面下側にいるおっさんが自分というオチでした。というかその前に、名前入力で顔グラ表示されてましたね…。僕の二の舞にならないよう念のため。

郷愁

作者

shinon

プレイ時間

1時間15分 (クリア)


 毎日を流されるままに過ごす平凡な高校生の主人公。ある日、自分と瓜二つの姿を持つドッペルゲンガーの存在を知るが、それと同時に、捕まったら死ぬという確信を持つ。果たして主人公はドッペルゲンガーの追跡を振り払い、生き延びることができるのか…。

 全体的に小説を読み進めるかのようなプレイ感のある作品ですね。作品を通じて発信したいメッセージがあって、その一文一文をしっかりと刻み込むためか、「間」をけっこう取っています。多くのシーンでメッセージ速度がほぼ固定なので、クリア時間はほとんどの人で同じくらいになるのではないでしょうか。

 ゲームの構成としては、ストーリーを読み進め、合間にドッペルゲンガーを回避しながら目的地へ進むミニゲームが挿入される形。そしてそのゲームが、とても難しい。とにかく、トライ&エラー。クリアまでに何回ゲームオーバーになったかわからない。

 ドッペルゲンガーと接触するとゲームオーバーなのですが、ドッペルゲンガーは目に見えず、位置も僕の見落としがなければノーヒント。つまり、とにかく移動してみてゲームオーバーを繰り返しながら少しずつ進んでいくことに。ドッペルゲンガーの位置は固定で、移動もしないので、やっていればそのうちクリアできます。ある程度慣れてくると、この位置に配置されてそうだなぁ…なんて予感もしてきたり。

 解説からも、エンディングからも、強いメッセージを感じましたので、その内容は実際に確かめてみてくだされ。というか、ストーリーメインのゲームでどんな内容かは語るわけにもいかず…。

ニナの神隠し -brand new day-

作者

いろは

プレイ時間

記録なし (クリア)


 作品タイトルでもある「ニナの神隠し -brand new day-」のほか、「マレビトフェスティバル」という作品も収録されています。

「ニナの神隠し -brand new day-」

 神隠しにあった主人公「ニナ」が目覚めたのは謎の島。元の世界へ戻るにはたくさんのお金が必要に…ということで、ゲームのクリア条件は一定の金額を貯めること。釣りや農業、採取で手に入れたアイテムを売って稼いでもいいし、剣舞などのミニゲームの報酬を足しにしてもいい。採取したアイテムは加工し、更に価値あるものにしたり、採取の効率を上げるアイテムを作成することも可能。

 時間や天候の概念もあり、日によって住人の居場所や出店状況も変わったりして、細かく凝ってる! 特に急かされているわけでもないので、ゆるゆるスローライフを満喫できます。

 ゆるゆるのつもりがずるずるハマって、あれしようこれしよう、あれが終わったから次は…なんてやっているうちに、気がついたときにはクリアしていました。3つのEDを見て、恐らく最後に見たやつが「なるほど」って感じだったので、コンプリートでいいのかな? ニナ、恐ろしい子…!

 マップの枚数自体は少な目で、それ故に住人たちとも関わる機会が多く、クリアする頃にはかなり愛着が湧いてました。面白かったです。

 これまでも何度もアップデートされ、さまざまな機能が盛り込まれた本作。魅惑の自作システム満載な島でスローライフを満喫してみてはいかがでしょうか。

「マレビトフェスティバル」

 こちらはお祭り会場を舞台にした、ミニゲームに特化した内容。目的は…やはりお金を稼いで、お土産を買うこと。

 神隠しの外伝的な位置づけで、この作品を先にやったからといって本編のネタバレとか、そいうのがあるわけではありませんが、できれば遊ぶのは本編クリア後の方がいいかなと個人的には思いました。というのも、本編の住人が引き続き登場するので、愛着がある状態の方が、セリフなんかも味わい深くて楽しめるかと。

 タイトルの通り、めちゃくちゃお祭りの雰囲気出ているし、戦国時代の歌もマッチしていて、歩いてるだけで楽しい。

COMPLEX FANTASY

作者

shinon

プレイ時間

15分 (クリア)


 妹を溺愛する英雄が、妹をさらった(?)王様のいるお城に殴り込みをかける短編RPG。

 メタなネタを織り交ぜたセリフが飛び交うコミカルな作風ですが、ラスボスあたりから一変して「どうしちゃったの?」ってくらいシリアスでしんみりする展開に。

 イベントも丁寧で、あるキャラの表情がめっちゃコロコロ変わっていい感じです。最初と最後で大きく印象が変わった作品ですね。

ゴーストハウス・セカンド

作者

Aoran

プレイ時間

記録なし (クリア)


 娘が監禁されているという幽霊屋敷に向かうパパ。屋敷にはたくさんの鍵のかかったタンスや宝箱があって、鍵を探しては次の鍵を…と辿っていくことになります。

 屋敷の一部エリアには透明の幽霊が徘徊していて、接触するとゲームオーバー。特定のオブジェを調べても即ゲームオーバーなので、こまめなセーブは必須。セーブ自体は安全なエリアでしかできないようになっているので、詰むといったことはないです。

 無音の屋敷を探索していると突然ピアノの音が鳴ったりしてホラー感ましましですね。

 クリアしてから「そういえば」と思い出して発見したけど、幽霊が見えるようになるアイテムもありましたね。「あ、こんなところにいたんだ!」ってなりました。

ヤンデレ彼女からの脱出

作者

たむきち

プレイ時間

5分 (クリア)


 ヤンデレの彼女の家に閉じ込められた中年エドウィック。心中を迫る彼女が帰宅するまでの間に、出口の塞がれた家から脱出する探索アドベンチャー。オブジェを調べてアイテムを入手していき、脱出の手がかりを探していきます。

 画面には表示されていないけど制限時間があり、もたもたしていると彼女が帰ってきてバッドエンドになります。

 最後のパスワードの文字数と手持ちのヒントの文字数が一致していたから、強引に答えをひねりだしてクリアしちゃったせいで、「部分的には解答に繋がるけど、このヒントはよくわからなかったな…」て釈然としないものがあった…と思いきや、実はもうひとつヒントがあって、そちらを手に入れればスッキリ解答にたどり着けるようになっていました。早とちり。

タピオカの大脱走

作者

sinjiプロダクション

プレイ時間

記録なし (クリア)


 牢屋に閉じ込められたタピオカ(主人公の名前)を操作して大量の兵士を振り切り脱出する、みんな大好き鬼ごっこゲーム。

 メニューの項目名がだいたい変更されていて、ふふってなります。一個ネタバレしちゃうけど、「セーブ」の名称が「セーブさせないよ?」って変更されているけど、ちゃんとセーブできるツンデレな一面も。

 特に目印はないけど、画面右端に行ったらクリアできました。一番遠い端がゴール。そういうの、わかっちゃうんだなぁ。

レイワゲーム

作者

ゲーマー

プレイ時間

1分 (クリア)


 開始早々レースが始まるけど、もたもたしていると数秒でライバルにゴールされてゲームオーバー。その数秒の間にライバルを出し抜く一手を探すゲームです。

 クリア方法さえわかれば10秒くらいでクリアできるので、ミニゲームとしてさっくり試してみてはいかがでしょうか。

開拓村奮戦記

作者

るさまん

プレイ時間

10分 (クリア)


 開拓地の周辺にいる魔物を倒す、シンボルエンカウントの短編RPG。

 敵の数は平均して多いけど、最終的には通常攻撃でもズバズバ2回攻撃とか全体攻撃とかできるようになって爽快に。

 ストーリーイベントはほとんどなく、村人の話を聞いて目的地へ向かって達成というシンプルな内容ですが、無茶なバランスでなくしっかりクリアまで手軽に遊べます。